医院名:湘南台ふかさわクリニック 住所:〒252-0804 神奈川県藤沢市湘南台2丁目31−15 電話番号:0466-41-5525

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2021.01.08

新年のご挨拶 と思い

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

いきなり年始に長文になりますことご容赦ください。

 

2021年になり、心機一転!と言いたいところですが、コロナ感染の流行は残念ながら改善しておりません。箱根駅伝を楽しみにしていた方も多いとは思いますが、なんとなくいつもよりも盛り上がりに欠けてしまったような気がします(私は一ファンとして十分に楽しみましたが)。沿道観戦は控えテレビ放送でみておりましたが、やはり2日目往路より沿道観戦を自粛するようテロップが流れておりました。ネットなどでは駅伝の実施自体を批判する記事もあり、テレビ局とするとなんともばつが悪いような感じでテロップを出さざるを得ないのかと思えました。また、駅伝終了後の特集や翌日のスポーツ報道も駅伝についてはあまり露出されておりませんでした。今回は久しぶりに駒澤大学が総合優勝、しかも最終10区で逆転するといったドラマチックなものでしたので、駅伝ファンとしては駅伝特番が楽しみではありました。

 

1月8日、2回目の緊急事態宣言が発令されました。我々医療関係も非常に厳しいのですが、飲食業の方は本当に絶望的な年明けになってしまいました。ワクチンは早ければ2月以降に限定的に接種開始となりますが、一般の方への接種はまだまだ時間がかかりそうです。あまり年明けですが、おめでたいところが見当たりません。

ただし、本来風邪は冬に流行るものです。毎年この時期になると患者さんの半分以上が風邪症状で受診されます。この冬はインフルエンザも流行っておりません(当院のインフルエンザの患者様は一人もいません)し、呼吸器症状の方よりも胃腸症状の方のほうが多いです。確かに風邪症状があれば自宅で待機するといったことが常識になってきておりますので実際の風邪の患者さんの数はある程度いらっしゃるとは思いますが、それでも非常に少ないです。コロナ以外の肺炎患者さんも随分と少ないようです。これもみなさんの努力の成果でしょう。コロナウイルスも風邪のウイルスの一種で冬に流行するのは当たり前です。ただし感染力と攻撃性は少なくともインフルエンザよりも高いので、普通の風邪よりも流行が目立ちますし、持病のある方の中には重症化する人もでてきます。

 

以前より、テレビ報道をずっと否定してきました。「感染者数」や「重症患者数」をデータに出して「医療崩壊」にすぐに結びつけています。最近でもまだ芸能人やスポーツ選手が感染したことを記事にしています。何の意味があるのでしょうか?それから何が得られるのでしょうか?私には理解できません。なのでテレビは視聴しておりません。

 

人類は今まで数多の感染症と戦ってきましたがほとんど勝っていません。というよりは戦いになっていません。感染症に打ち勝ったのは数少なく、一番有名なのは天然痘くらいです。あの狂犬病やチフス、コレラなどは日本国内では目立たないのですがいまだ撲滅しておりません。ただし人類はうまく共存しています。今よりもっと医療技術が低かった時代でも、なんとか厳しい局面を乗り越えてきました。

 

日本は良い国です。同盟国であるアメリカ合衆国は、トランプ政権支持者が連邦議会に乱入し、死者まで出しております。このような国難になっても日本国民は意外に冷静です。海外であったら飲食業の方は「一揆」をおこしているでしょう。コロナ蔓延は誰のせいでもなく、自然災害です。今の政治は、マスコミと一緒に怒りや恐怖の矛先をわかりやすく飲食業や旅行業、ついには若者に向けております。政治家はまず今後起こる問題を予測し、その優先順位を見極め、必要であれば法律を定め、それを行政が実行するものと3権分立を教科書で習いました。今はどうでしょう。昨年の夏に一旦コロナ感染が消耗した際も、冬に必ず再度猛威を振るうと政府がマスコミと騒いでおりました。予想通りと言えば予想通りでしたが、その予想に対し、GOTOや他の失策でコロナ蔓延をただ何も対策なく許してしまいました。問題は重症者に対しいかに対応するかどうかだと思います(軽症者に対し、積極的な治療が必要でないことは周知のはずです)。重症者が増えるのであれば、集中治療病床の確保や増設、医療スタッフの確保(我々開業医を含め、救急科以外の医師看護師を計画的に急性期病院に移行するなど)は出来たはずです。

 

昨日、首相は「1年間の経験があり、十分活かして対応しており今後も対応する」と会見しておりました。今後期待したいものです。

 とはいえ、無事に年が明けました。日本国民は今年1年もきっと乗り切れると思います。ともに明るく頑張りましょう。今年も宜しくお願いいたします。

 写真は近所の小さな神社に初詣したときのものです。密にならずに若者が舞い新年を祝っておりました。