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2021.04.10

桜散る?

 3月はあっという間に過ぎてしまいました。おかげでブログをなかなか挙げられなくて。。。なんて言い訳から始めてしまいましたが皆様如何お過ごしでしょうか。1日の寒暖差もまだ目立つところに花粉症が加わり、体調管理に苦労しますね。

 4月に入り、クリニックの近くの小学校も新学期で登校するちびっ子を見かけるようになりました。ただ折角の入学式の時に桜がすっかり散ってしまい、少し寂しい感じがします。

 「桜散る」と言えば、受験で不合格の際に送られる通知に記されているものでした。私も地方大学に受験し、色々な大学から数多くのこの通知が来ました。この通知が来ると、また暗黒の1年を過ごさなければならないのかと落ち込んだものでした。「桜散る」とは、まだ桜が咲く前に残念な結果を比喩的に報告する際の決まり文句のようなフレーズで、あまり良い印象はありません。めでたい入学式の時期に本来桜が満開なはずが、最近は桜が散っているとなると、入学式の華やかな思い出がなくなってしまいます。

 そこで、気象庁のホームページに過去の桜の開花時期が記載していますので調べてみました。私の小学校入学の1977年は4月5日、中学校入学の1983年は3月27日でした。最近10年でみると平均3月23.8日ですので、やはり最近は以前より早めに開花するようです。桜の開花期間は10日から2週間ですので、最近の入学式の時にはすでに散ってしまっています。

 桜の開花もそうですが、この2年間はコロナウイルス蔓延で卒業式や入学式自体が自粛や簡略化しており、本当に子供達若い方が不憫で可哀想です。ただ、こんな時代だからこそ今まででは考えられないアイデアや技術の革新が若い方から創造されるのかなとも思います。その技術をそれほど遠くない将来で是非開花満開させて「あの時あんなことがあったから」と笑ってもらいたいものです。

 

写真は、以前海で際会した「みらいへ」という帆船です。