ブログ

2021.09.01

開業し3年が経ちました。

9月に入りました。なんだか忙しく、最近は何か理由をつけてはサボってしまい、月1回のブログ更新となってしまいました。

当院は2018年の9月に開院し、今月で3年が経ちました。この3年間ありきたりの言葉ですが、あっという間に過ぎていきました。その3年間のうち、半分はコロナウイルス蔓延に翻弄されました。開業当時はインフルエンザなど風邪が流行する時期に困らないようにと、感染部屋を設置し、手術や内視鏡検査の患者さんと一般外来のフロアを分けるなどの工夫はしましたが、まさかここまで当時未知のウイルスだった感染症が蔓延するとは思ってもみませんでした。気がつけば20202月からこのブログの内容が自然とコロナ感染に関することばかりになってしまいました。

 4年目を迎えた初めてのブログの内容としてどのようなものを取り上げようかと悩みましたが、やはり今感じている「思い」を述べようと思います。

このコロナウイルス蔓延で、子供達は頑張っております。クリニック近くの通学路では、ちびっ子が皆、熱い中しっかりとマスクをして静かに歩いています。運動会や学園祭、修学旅行も延期や中止になっております。楽しいはずの給食も、会話も禁止されるなど学校生活が色々制限されていますが、皆素直に順っています。以前は学校に通学できたのが当たり前でしたが、今やテレスタディが当たり前になっています。大人はどうでしょう?緊急事態宣言下で外食でのアルコールが原則禁止になると、自粛疲れを理由に大勢で路上飲みをしたり、芸能人や政治家がパーティーしたり、その報道をとりあげるマスメディアが乱痴気騒ぎしたりなどなど。イギリス国内でのマスク無しでの音楽野外ライブを真似てか、先日は8000人規模で音楽フェスを強行していました。もちろんイギリスのライブはワクチン接種済みで大規模の臨床社会試験のために行ったもので、ワクチン接種が普及していない日本国内で行うことはもはやテロ同然の行為と思われます。参加者たちは口をそろえて「カンケーネーダロ」です。もはや哀れにさえ感じます。

世界中で理不尽な、理解不能なことが当たり前のように行われています。ただ、今の子供達が社会の中心になったときに同じことを繰り返さなければと切に思います。

 写真は、「We Japanese」という、箱根のフジヤホテルが戦後すぐに出版した外国人向けの「地球を歩く」のような本のなかの「お月見」の紹介ページです。何とも穏やかな気持ちになれます。気分一新し、次回はクリニックらしいお題にします。最近患者様の訴えが多い、「胸のつかえる感じ」を説明します。