ブログ

2019.08.19

季節について

 台風10号が去り、立秋が過ぎたとはいえ、まだまだ各地で猛暑が続いている8月です。立秋が過ぎると季節は秋になりますが、秋というよりは今の時期が一番暑い印象です。立秋前の季節の挨拶を暑中見舞い、立秋を過ぎると残暑見舞いといいますが、残暑の方が暑いのではないのでしょうか?実際熱中症の患者さんも今の時期が覆いように感じます。

 そもそも立秋から立冬、すなわち11月7日頃までを秋といいます。最近では11月初旬はまだ寒いとはいえません。先人達の肌感覚は今よりも寒さに敏感だったのでしょうか?違うのであれば、やはり温暖化は現実なもののようです。温暖化の他にも、ゲリラ豪雨や台風の経路など昭和の時代では考えられない現象もめだちます。事実、表現の仕方も変わってきております。

 気の赴くままに考えると何とも気が滅入りますが、虫は人間より季節を先取りするようで、夕方夜になるとコオロギなど秋の虫声が聞こえる様になりました。熱帯夜が続く中、少しでも秋らしい雰囲気を感じることができてうれしいですね。昼間の蝉には申し訳ないのですが、秋の虫の鳴き声は心地よいです。

 以上、理屈っぽい文章になってしまいましたが、暑さのためと思って頂ければ幸いです。

 なお、熱中症には気をつけましょう。水分と適度な塩分摂取を忘れずに!

 

 

 

2019.07.31

手足口病、流行の兆し。

海の日も過ぎ、やっと梅雨が明けました。梅雨明け前は気温も低く、「今年は涼しくて夏らしくない」などと思っておりましたが、やはり自然はそうはさせませんね。昨年経験した熱波が到来しました!「夏は好き」という方もげんなりするくらいの暑さです。十分水分を摂り、熱中症、脱水を予防しましょう。

また、最近成人の「手足口病」が流行しているようです。当院でも多くはいらっしゃらないですが、何人か罹患している方が受診されてます。症状は小児よりも重い印象です。特に発熱、口腔内の症状が強いようです。

治療は対症療法のみで予防が大事です。もし、お子さんが罹患している可能性あれば、手洗いや食器の扱い、タオルの使い回しなど、工夫しましょう。

 

2019.07.19

日焼けにはご注意!

日焼けにはご注意!
今年はオホーツク海高気圧の影響で冷夏の上、日照時間も短く、農家の方々は困り果てているかと思います。また、海の家もお客さんが遠のいているようで厳しいようです。院長の私も夏の海は大好きですが、7月はなかなか厳しいようです。とはいえ、紫外線はものすごい量で降り注いでおります。久しぶりに連休を海で過ごしましたが、大変なことになりました。普段から日焼け止めを使用せずに夏を過ごしても大丈夫でしたが、こんなに日焼けをしたのは初めてです!一枚背中の皮がむけてしまいました。皆様、夏はこれからです。水分を良く摂り、曇り空でもしっかりと日焼け対策をして、くれぐれも紫外線と熱中症には気をつけてくださいませ!

2019.06.06

ホームページをリニューアルしました。

ホームページをリニューアルしました。

2019.06.03

当院における腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術

大型連休も終わり、いよいよ梅雨の季節です。ジメジメとした憂鬱な季節ですが、咳疾患でお悩みの方にとっては比較的過ごしやすいかと思います。梅雨は確かにあまり良いイメージはないですが、稲作など農耕にとっては非常に重要な季節ですし、ジューンブライトと呼ばれる結婚式も多く、おめでたい季節でもあります(なんと言っても私院長の生まれ月でもあります・・・)。

さて、開院してから9ヶ月が経ちました。先月5月まで、実際手術を行った8ヶ月で当クリニックでの鼠径ヘルニア手術例が40例を超えました。44例の鼠径ヘルニア手術を行い、43例を腹腔鏡手術で行いました。やはり術後疼痛は少なく、あらためて腹腔鏡下手術が優れていることを再確認しました。スタッフも増えて今まで以上にお待たせすること無く手術ができると思っております。

外科と言えばチームワークが必要です。やはり仕事だけではチームワークが保てません。みんなが力をあわせなければならず、協調性が必要です。協調性を確認するために、そのスタッフと梅雨入り前に船釣りにいきました。外科の中山先生、外科担当の秋元ナース、私で晴天無風の最高のシチュエーションの中、気持ちよく船に乗り込みました。狙いはヒラメです。自慢ではないのですが、私院長は一度も釣ったことが無く、今回はと意気込んでいきましたが・・・見事今回も夢かなわず。今回初めての秋元ナースが釣り上げました!私と中山先生(秋元ナースの向こうの釣り人)は残念な結果になってしまいました。あれほどチームワーク、協調性が大事と言っていたのに一人だけ出し抜けでした。。。

とはいえ、湘南台ふかさわクリニックは釣り以外は強調性良く、自慢できる医療技術を持っているチームと思います。

2019.05.17

京都比叡山にて

5月15日は呼吸器外科学会に参加のため、大阪に行きました。帰りに京都に寄り、以前から登りたかった比叡山に登頂しました。少しかすんでしまいましたが、京都も町も一望できました。1本の器のちょうど横に広がる緑は京都御所です。桓武天皇の時代から北西の重要な守りの拠点とされておりましたが、こんなにも一望できるのであれば納得です。やはり、歴史は勉強になるなと思いつつ、帰ってから1回も歴史には触れていない5月17日でした。

2019.04.05

大相撲 藤沢巡業!そして春休み寺子屋大盛況!

いよいよ新元号も決まり、平成も終わりを告げ新しい時代となります。当院も新たな時代にふさわしいクリニックを目指します。

さて、平成最後の春場所が終わり、大相撲が藤沢にやってきます。院長の私も大の相撲ファンで毎年拝見させて頂いてます。今年は現場ではなく、巡業中に具合が悪くなってしまったお相撲さんの手当をする救護医院としてお手伝いをさせて頂きます。先日も元寺尾関、錣山親方が見学にいらっしゃいました。非常にスマートで2枚目の紳士で大ファンです。当日、当クリニックに手当にくるお相撲さんがいないことを願っておりますが、やはりミーハーなもので来院されるのを少し期待してます。。

また、3月31日に第3回寺子屋を開催しました。今回は春休みと言うことでキッズ対象に「手術体験、ブラックジャックよ集まれ!」と題して行いました。お陰様で定員の10人を少し超える盛況ぶりでした。小さなブラックジャック達は非常に手先も器用で、電気メスで鶏肉を切開してもらったのですが、それは見事でした。次回夏休みにも同じような体験セミナーを予定しますので、御参加お待ちしております!

2019.03.23

第3回湘南健康寺子屋「若きブラックジャックよ、集まれ!」

先日、桜の開花宣言がありました。気温も高くなり、春がきた実感がわきますね。ただし、花粉症の方はもう少しの辛抱が必要です。私も花粉症ですが、天気が良く、暖かいと目鼻がかゆくなります。1年で一番良い季節に花粉症で苦しむなんて、日本人はつらいですね。

さて、3月31日(日曜日)に第3回湘南健康寺子屋を行います。今までは、やはり対象年齢が成人でしたが、今後の日本を支えてもらう若い世代、特に小中学生に行います。私が敬愛する手塚治虫先生の代表作である「ブラックジャック」の名をかりて、テーマを「若きブラックジャックよ、集まれ!」としました。実際に使用する手術器や腹腔鏡を使ってもらい、少しでも興味を持ってもらい、1人でも将来外科医、医師、医療関係者になってくれればと思います。少人数で中身の濃いセミナーを行います。我々もキッズとふれあえるので楽しみにしております。

今回はすでに定員に達してしまいましたが、好評であれば是非第2弾3弾を行いたいと思います。また、ブログの方でその様子を報告させていただきます。

2019.03.06

ヘルニア、脱腸が!

つい先日年が明け、節分が終わったと思ったらひな祭りまで終わってしまいました。本当に時間が過ぎるのは早いものです。お陰様で日々忙しく過ごしていると趣味の読書がなかなかできず、複雑な気分です。読書はなかなかできませんが、子供の読んでいる漫画、特に短編は短時間で読めるので気分転換には良いですね。先日手塚治虫先生の生誕90周年を記念したテレビ番組があったので、私が医師、外科医になるきっかけにもなった「ブラックジャック」を読み返しておりました。その中で、「でべその達」というタイトルがありました。内容は・・・

でべその達吉という青年がいて、幼少期より「でべそ」に加え、精神発達遅滞が有りいじめられてました。ただし、こと化石掘りに関しては天才的でした。ある恐竜の化石(後に「ゴルゴザウルス」という恐竜で実際にゴルゴ13が出演してます)を発掘する際に途中でヘルニアで一番怖い症状、「嵌頓(かんとん)」という命に関わるような緊急事態が起こってしまいました。ブラックジャックによる緊急手術で腸を一部切除し一命を取り留めました。しかし傷も回復していない状態でしたが、他の者にゴルゴザウルスの化石を掘らせると破損する可能性があるため、無理をしてしまいました。残念なことに化石の傍らで命を引き取りますが、本人は化石のそばにずっと居たいと願っており、本望だったと思われます。なんとその後、博物館でゴルゴザウルスの隣に1体の人体骨格標本が展示されていたという物語でした。

ストーリーも非常に完成度が高く、あらためて感動したのですが、更に感動したのは40年以上前にすでにヘルニアの緊急手術を題材に物語をつくった手塚治虫先生の才能です。

でべそ、いわゆる臍ヘルニアはそけいヘルニアとは発生部位が違いますが、同じような症状が出ますし、同じように「脱腸」と呼ばれております。現在は手術の質も向上しており、腹腔鏡日帰り手術で根治するまでになりました。

私もブラックジャックのように手術をして治療するだけでは無く、手塚治虫先生の様に人間味のある医師になりたいと改めて決意した2019年3月でした。

2019.02.14

タバコについて

2月は立春ですが、一年で一番気温が寒くなる月です。まだまだ寒い日が続きます。また、乾燥しております。インフルエンザの猛威は少しずつおとなしくなっておりますが、まだまだ風邪、胃腸炎といったウイルス性の感染症は流行ってますので、うがい手洗いで何とか乗り切りましょう。

さて、いきなりタバコについてですが、喫煙は「ニコチン依存症」といった立派な病気です。現在、日本では医療と言えば保健診療がメインに行われておりますが、その際に正式な病名が無ければ保険診療はできません。例えば飲酒でのいわゆる「酔っ払い」は病名では無く「病的酩酊(めいてい)」という病名であれば保健医療が受けられます。喫煙もアルコールも成人になれば認められる権利です。が、同時に過ぎれば依存症という病気になります。

依存症になると、やめるために精神的にイライラします。本人だけでは無く、周囲にも影響が出ます。吸い殻のポイ捨て、アルコール酩酊による争いなど、社会的にも環境的にも問題になります。病気であれば医療機関でちゃんと治療が受けられますが、環境汚染や事故事件となるともはや医療の出番では無くなります。

当クリニックでは、積極的に禁煙外来をすすめております。どんな悩みでも良いのでまずは当院にご相談下さい。

1 2 3 4 5 6 7